さて、実家が学校や職場の近くにあるとなかなか実家を出るタイミングがない。一人暮らしすべきか、実家にとどまるべきか、、、
筆者はもともと一人暮らしをしていて、現在は実家に戻って来ている。大人になって一人暮らしも実家暮らしも経験していることを踏まえて実家暮らしvs一人暮らしどちらを選択するのがいいか考えてみた。
目次
- 実家暮らしのメリット
- 実家暮らしのデメリット
- 一人暮らしのメリット
- 一人暮らしのデメリット
- 結論
1.実家暮らしのメリット
貯金ゲームにはチート環境
実家暮らしのメリットは、貯金に最適な環境ということだ。毎月、実家に生活費を入れても3~5万円。あとは全て自分の好きに使うことができる。行ったことのない場所に出かけたり、食べたことのないものを食べたり、服や持ち物を新調したり、趣味を始めたり、自由に使えるお金が増える。ある程度自由に使っても貯金することが可能になる。
家族と一緒に過ごせる
家族とコミュニケーションが図れることもメリットになる。一人暮らしを始めると「人生であと何回親に会うだろうか」という距離感になる。実家暮らしであれば毎日家族と会うことができる。一緒にテレビや映画を見たり、食事をしたり、出かけたり、当たり前の存在がありがたいのである。
困った時に助けてもらえる
風邪を引いた時に助けてもらえるのも実家のメリットだ。家族の誰かが体調不良になれば誰かが助ける。困った時に助け合えるのが実家暮らしの最大のメリットだ。いざ困ったことが起きても、助け合えるからこそ、安心して仕事やプライベートに取り組めるのではないだろうか。転職直後、心身の体調不良など不安定な環境にある人ほど、家族で支え合える安定した環境で生活するメリットは大きい。
2. 実家暮らしのデメリット
生活に緊張感がなくなる
実家暮らしのデメリットは「ゆるさ」にある。「かわいい子には旅をさせよ」という言葉がある通り、人間、少々厳しい環境に身を置いてこそ成長するのである。その点、実家は親が作ってくれた「親に守られた空間」なので何もしなくても衣食住全て回る。お金の心配もしないで済む。子供の頃は安心できる環境で愛情を受けて生活することが良いと思われるが、大人の場合はどうだろう?すでに一人で立てる力はあるのに、その力を発揮できていないように思える。自立心や開拓する力の持ち腐れである。
視野が狭くなり、親の考えを取り入れがちになる
また、視野が狭くなるのもデメリットである。家族の中の常識が自分の常識になる。外から新しい価値観を取り入れたり、親とは別の自分なりの考えを持ったりすることが難しくる。また、何か判断をするときに、自分で考えるのが面倒になって、つい親の意見をそのまま取り入れてしまうことはないだろうか。親は自分よりも長く生きている分、経験を元に人生の道標となるような考えを伝授してくれるだろう。でも自分で決めないことは楽だけれど、その分自分の思う人生からは離れていってしまう。
恋愛しにくい
恋愛から縁遠くなるのもデメリットだ。大人の実家暮らしは親に甘えているイメージからモテにくい。これは実家暮らしは受け入れざるを得ないと思う。特に結婚においては自立した二人が支え合おうというプロジェクトなのだから、選ばれるのは親に頼っている人ではなく、自力で生きている人だろう。結婚後に相手方の両親と同じ屋根の下生活するとなると尚更ハードルが高い。恋愛においては、門限や恋愛に厳しくない家庭であったとしても「晩ごはんいるの?」「何時に帰ってくるの?」という会話で、何となくデートや新しい出会いの場に行くことを避けてしまうこともあるだろう。
3. 一人暮らしのメリット
一人の時間を確保できる
一人暮らしのメリットはなんといっても一人の時間が多く確保できることだ。家族に合わせて予定を組まなくてよい。一人だけの空間ができる。バカリズムは、脚本を書くときは自宅マンションの別部屋で一人の空間で書くという。何かクリエイティブなことをするとき、何か成果を出すときにあえて一人になることを「ソリチュード(Solitude)」という。そんな環境が確保できるのが一人暮らしのメリットと言える。
生活力が身に付く
生活力を身につけられるのも一人暮らしのメリットだ。掃除、洗濯、調理、健康管理、家計管理 — 人間がただ生きていくためにこんなにも努力が必要なんだと驚かされるだろう。今まで家事を引き受けてくれていた家族にありがとうと心から感謝を伝えられる日が来るだろう。身を持って暮らしを整える大変さを知り、自分なりのやり方を編み出していけるのが一人暮らしの醍醐味だ。
彼氏/彼女ができやすい
実家暮らしに比べて一人暮らしは恋愛に有利だ。まず、一人暮らしをしている人は自立しているイメージがつく。これはモテにつながるだろう。次に、一人暮らしであれば堂々と電話もできるし、好きな時間にデートにも出かけられる。一人の時間が増えて寂しくなることもパートナー探しに拍車をかけると思われる。
4. 一人暮らしのデメリット
貯金が厳しくなる
実家に比べて、毎月家賃を余分に支払うことになるので、貯金マニアからするとシンプルに勿体無い。お金は人生の中で貯められる時期と貯められない時期がある。そして、20代の一人暮らしか実家暮らしかで迷えるライフステージは明らかに貯められる時期である。一人暮らしをすると、カツカツの生活になったり、趣味や経験にお金を使うことができなかったり、貯金がおろそかになってしまったりする。
風邪を引いた時が辛い
一人暮らしをしていると、基本的に風邪を引いていても誰も助けに来てくれない。風邪で動けない時も、自分が動かないとご飯も食べられないし、薬も手に入らない。「お母さんはおじやを作ってくれたなぁ、、。」としみじみする羽目になる。
家事に時間がかかる
これも上記と似ているが、どんなに疲れていても、どんなに忙しくても、家事をしないと家は回らない。思っていた以上に家事に時間が取られてしまい、休日に家事しかしてないことに驚くこともある。
5.結論
実家暮らしと一人暮らしで比較してみたが、どちらもいい面もあるし、悪い面もある。「どちらの方がいい」などはなく、「今の自分にはどちらの環境があっているのか」が大事なのだろう。恋人を作りたいなら一人暮らしすべきだし、貯金が何よりの優先なら実家暮らしすべきだし、というように。もし、一人暮らしと実家暮らしで迷ったら、自分にとっての前に進むべきなのだと思う。
メリット | デメリット | |
実家暮らし | ・貯金ができる ・自由に使えるお金が多い ・家族とコミュニケーションが取れる | ・家族に合わせた生活になる ・危機感がないために成長が鈍化する ・決断力が鈍る |
一人暮らし | ・一人の時間を確保できる ・自分の価値観を育てられる ・生活力が身に付く ・恋愛に有利 | ・お金のやりくりが厳しい ・風邪を引いた時が辛い ・家事に時間がかかる |
管理人コラム
管理人は一人暮らしをするとシャキシャキのレタスのようになり、実家暮らしをするとぐでたまのようになる。実家暮らしをしてから彼氏ができる気配がないので、そろそろ一人暮らししようかなと考え中だ。
これはCTAサンプルです。
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